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東海林修の音楽

星の王子さまイメージアルバム(Le Petit Prince)
作・編曲 シンセサイザー演奏 Osamu Shoji (東海林 修)
(Original recording)



収録作品


(クリックされますと私のプログのレビューのページが開かれます。)


1. 星の王子さまのテーマ(The Little Prince)
2. 地理学者(Geographer)
3. 天文学者(Astronomer)
4. バオバブ(Baobabs)
5. 呑み助(Drunkard)
6. 王様(The King)
7. 薔薇の庭(Rose Garden)
8. ランプ・ライター(Lamp Lighter)
9. ビジネスマン(Buisenessman)
10. 泉(Waterfountain)
11. 星の王子さまのテーマ〈Reprise〉(The Little Prince)

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音楽を聴きながら本を読む。とても豊かな時間になります。

人生は 儚くも楽しいものですね。

たとえば消えた星の王子さまのように 

ある日、大切なものを失うことになったとしても

心の中にいつも 

大切に抱く面影があるならば

ともに寄り添う気持ちで生きていられます。

ささやかでも愛おしく感じられる

この人生になります。

ぜひ 物語を音楽とともに お楽しみください。



1. 星の王子さまのテーマ(The Little Prince) Osamu Shoji

サン=テグジュペリ作「星の王子さま」の
イメージアルバムです。

星の王子さまファンには
あまりにもうれしい作品。

物語の
星の王子さまの言葉は
この心に静かに沁みて
この心を豊かにしてくれます。

遠く自分の星を離れ
星を旅して
そして 本当に大切なことに気づく。
読んでいるうち
静かにその大切なものに気づかされる。
心が穏やかに
満たされていく感じがします。

そして このOsamu Shojiの
「THE LITTLE PRINCE Image Album」は
星を旅する 星の王子さまを
愛おしむように
慈しみにみちた
温かく優しく
美しい音楽なのです。

まず一曲目の この「星の王子さまのテーマ」で
すてきな 物語の扉が開かれます。
それは 本当に胸に沁みるような
穏やかで慈愛にみちた世界です。

その世界は
星の王子さまを見つめる
優しい視線であり
旅した世界を
共に感じる 豊かな心であり
美しいものを
一緒にながめるような
よろこびでもあります。

空を見上げても
ただ漠然と見上げるのではなく
どこかに星の王子さまが今も
旅しているだろうと思うと
胸がキュンとする。

誰しも 大切なものから離れ
旅をしてみないとわからないけれど
大切なものは
目の前にあるよと
星の王子さまは教えてくれる。

そんなことを考える時に
この音楽を聴くと
涙が溢れそうになる。

音楽が
優しく自分を包んでくれる。

消えた星の王子さまを
探し続ける心に
いつも 星の王子さまは
自分の中にいるんだよと
語りかけてくれているよう。

大切なものは
本当はここにある。

たとえこの場所が
砂漠に感じたとしても
ちゃんと井戸が隠されていること
忘れてはいけない。


だから
大切に今を生きていこう。
きっとある。
探しているものが。

Osamu Shojiの音楽は
本当に美しいです。

私はこの作品は
Osamu SHojiのシンセサイザーの作品の中でも
特に大好きです。

今日も美しく
心豊かに生きていける気がする。

ぜひ たくさんの人に聴いていただきたい名盤です。
2. 地理学者(Geographer)Osamu Shoji

サン=テグジュペリ作 「星の王子さま」 の
イメージアルバム。

曲は 「星の王子さま」の 物語の場面を
心に描くことのできる作品です。

「星の王子さまのテーマ」と
「薔薇の庭」は前に書かせていただきました。
よかったらご覧ください。

世界中で愛され続けている「星の王子さま」

この物語を読むと
なにもない、
と思っていた空の彼方に
愛おしむべきものがあるような気がする。

大切なものは
目に見えるものだけではない。

この物語に出会う前より
世界は広がっている。

空は天井ではない。
それ以上見ようとしなかった自分に気づく。
その向こうには
確かに 大きな世界が広がっていることが信じられる。

「地理学者」

物事を探求し 突き詰めて物事を考え
色々なことを調べ、纏め、記録する。
未知なこと、これから知ること、
興味のあることに向かう時
もっともっとと 気持ちは入り込み
一日があっという間です。

自分がほしくて知り得た知識は
きらきらと自分の中で輝き、
知れば知るほどにうきうきとし
なんだかもう 忙しくてたまらない。

音楽を聴いていると
その探求心や知識の輝きや
学ぶ楽しさみたいなものも感じます。

そして音楽が
星の王子さまにぴったりで美しいです。

きらきらと輝いていて
とても印象に残るすてきな作品です。

星の王子さまは 自分の星を離れ
数々の星を訪れます。

6番目に訪れた星で出逢った地理学者は
「海がありますか?」というと
「知らんよ、そんなこと」と言う。
「じゃ、山は?」というと
「知らんよ、そいつも」という。

大切な自分の仕事には
そういうことはあまり関係ない、わけです。
普通の感覚の人にとっては逆に難しいことなのです。

そういう楽しさも
聴かれる人が
この曲で 想い出されるのではないかなぁ、と思います。

「花っていうのは はかないものなんだからね」
と地理学者がいうと

私たちも
星の王子さまと同じ気持ちになって
「はかないってなんのこと?」と 聴いてしまいたくなる。

この物語には
大切な教えがちりばめられていますが
そんな物語のイメージを大きく膨らませて
心地よくこの世界に浸れる音楽が
このOsamu Shojiのイメージアルバムだと思います。
3. 天文学者(Astronomer)Osamu Shoji

サン=テグジュペリ作 「星の王子さま」 の
イメージアルバム。

このごろは 夜空を見上げることが多くなりました。
月が美しかった、ということもあります。

外に出れば 虫の声が響きわたり
もう秋になるよ、と
虫たちが歓びの声をあげているようです。

見上げる空に 月は輝き
移りゆく季節を感じることができます。

そして空を見上げていると
どこまでも広がる空の大きさを
夜の空にも感じ 
その遠い彼方へと
心も羽を広げて飛び立つようです。

そして昨夜は
「星の王子さま」の音楽が
この心に流れてきました。

サン=テグジュペリといえば
Osamu Shojiの「夜間飛行」という作品でも取り上げられていまして
「なんか通ずるものがあるのだなぁ、こんなに素敵なんだもの。」
と、ひとり納得してしまいます。

「天文学者」は
大きく広がる星空を見上げる気持ちになります。

幼い日、 美しい星空を見上げて わぁ、と声を出すような
あの時の瞳を取り戻せた気持ち。
ただ 星を見上げる。
ただ風に吹かれる。
ただ夜空の下で夜を感じる。


空に向かうとき
人は 心がゆったりとします。

心にゆとりがない人は空を眺めることもしないからです。

もしも 忙しく
心にゆとりも持てず
空も見上げられない状態にあるのならば
この音楽で 心に星空を広げてほしい。

星の王子さまの 天文学者の 物語の部分は
大人の滑稽なところが
ユーモアを交えて書いてあります。

大人たちが 数字や見た目にこだわって
そういうものしか判断できないこと。
どうでもいいことを聞いてきて納得すること。

そういうユーモアについては
この曲の次の「バオバブ」で表現されているので
楽しく聴くことができます。

一枚のアルバムを通して
「星の王子さま」を感じる。

この心を子供に戻して
純粋に楽しみたいアルバムです。
4. バオバブ(Baobabs)Osamu Shoji(東海林 修)

サン=テグジュペリ作 「星の王子さま」。
世界中で愛されている不朽の名作です。

星の王子さまが
自分に語りかけてくれるように
この物語の 王子さまの言葉は
心に残ります。

そして聴いたこともない木の名前「バオバブ」
挿絵を見ながら いろんなことをイメージするのです。

<この本たら このバオバブの絵ばかり へんにすばらしくて
どうしてほかの絵は りっぱではないのか>

こんな風に ユーモアたっぷりに書かれた文章に
思わず笑ってしまうのですが
特にこのバオバブは 読む人の頭に焼きついてはなれません。

そういうユーモアの中に 
もしかしたら

王子さまが 伝えたかったこと、
大事なメッセージが込められているような気もします。

そして このイメージアルバムの「バオバブ」は
私のイメージするバオバブにぴったりです。

王子さまが 言われていることは

小さいときは薔薇とそっくりだけれど
見分けがつくようになったら
几帳面に ひとつも残さずひっこぬかなければならない。
朝のお化粧が済んだら 今度は星のお化粧をするのだ、と。

そしてなまけものがひとり住んでいた星で
三本のバオバブが
ひとつの星を覆った、という話しを王子さまから聴いて
描かれたこの本の絵を見ると

あぁ これは大変だ!!
星の王子さまの言うとおり
念入りにやらなくちゃ!

そう思うのです。

バオバブは何だろう・・・
そのことを考えています。

人それぞれに このバオバブが木が
あるのだろうと思います。


一枚のアルバムを通して聴くことで
この「バオバブ」の曲の魅力が生きています。

『にょきにょき何かが出てきたぞ。
  これはいったいなんの芽だろう?!』

聴いていながら
私たちは 不思議な芽を覗き込んでいる・・・・・。


私たちは 
星の王子さまと同じ視線で物を見て 
この心で感じているのですね。

物語の楽しさを

言葉だけでなく
音楽でも感じることのできるうれしさ。

心がとても豊かなっていくように思います。
5. 呑み助(Drunkard)Osamu Shoji( 東海林 修 )

サン=テグジュペリ作 「星の王子さま」。
その「星の王子さま」のイメージアルバムです。

星の王子さまが訪ねた三番目の星には
呑み助がいました。

酒を飲むのがはずかしいから
それを忘れるためにお酒を飲んでいるという男。

こどもにとっては
まったく理解ができないことで
きっとこの星の王子さまのように
悲しくなってしまうでしょう。

Osamu Shojiのこの音楽は
自分の人生を振り返れば
穏やかで幸せな記憶もあったことを
思い出させてくれるような音楽です。

時に人は 感傷に浸りたいときもあります。

静かに記憶をたどるには
ぴったりの音楽です。

またこの物語は
二番目の星のうぬぼれ屋の話が
とてもおもしろいのです。

なんだかすべてに当てはまりそうで
戒めにもなります。

この音楽もいつか作られたらいいなぁ。
きっとOsamu Shojiならば
ぴったりの音楽を作ってくださることでしょう。

物語を読みながら
この音楽を聴く。

贅沢で
とても楽しい時間です。
6. 王様(The King)Osamu Shoji( 東海林 修 )

サン=テグジュペリ作 「星の王子さま」。
その「星の王子さま」のイメージアルバムです。

「星の王子さま」は 何度読んでも
心に新しい発見をくれるような深い物語です。

星の王子さまは
星から星へ旅をしながら
たくさんの面白い大人に出逢います。

けれど
いつも心には
自分の星に残してきた
たったひとつの花がありました。

王子さまが旅立つ日
今にも涙がこぼれそうになりながら
「さようなら」と言ったときの
花とのやり取りも
深く心に残るものです。
この花の別れ際の姿も
この花らしく美しいと感じるのです。

そういうシーンは
まさにこのアルバムの
「星の王子さまのテーマ」がぴったりです。

とても心に沁みる音楽です。

そして星を出て
第一の星には王さまが住んでいました。

やっと誰かの王さまになれて
得意げに命令をする王さま。
自分の都合のいいように
命令を下す様子などは
おもわず笑ってしまうものですが
人間、どこか そんなところも持っているように思います。

すべてを支配する
輝かしい王様にあこがれる
心優しきこの小さな国の王さまを
イメージしながら
この曲は聴いて
晴れやかな気分になれました。 
7. 薔薇の庭(Rose Garden)Osamu Shoji(東海林 修)

サン=テグジュペリ作「星の王子さま」の
イメージアルバム。

星の王子さまファンには
ぜひぜひ聴いていただきたいアルバムです。

曲は 「星の王子さま」の 物語に添うように展開されています。

大好きな星の王子さまを読みながら
この音楽を聴く時間は
私にとって 至福のひとときです。

「薔薇の庭」

星の王子さまは 自分のふるさとの星に咲く
たったひとつの花が
世界でたったひとつの
どこにもない花だと思っていました。
けれど目の前に そっくりそのままの花が 
あまりにもたくさん 
咲き誇っている庭に立ち ショックを受けます。

ふるさとに咲いた花は
自分の美しさをハナにかけ
自分を振り回し

その美しさをながめる喜びや
芳しい花の香りを楽しむ優雅さなひとときや
花を育てるうれしさも
星の王子さまは知らずにいました。

けれど星を旅しながら
いつもその花のことを思い出していました。

ふるさとの星を離れ
旅をして偶然出逢った「薔薇」の庭。

王子さまは あたりまえのバラの花であったことを知り
草の上に突っ伏して泣きましたが

突っ伏して泣いたのは
ショックだから、ということではないんだなぁと
私は本を読むたびに いつも考えます。

人生の物語というのは
こんな風に

「あたりまえのバラ」であったと
知ったところから始まるのだと
星の王子さまは教えてくれたような気がします。

きっと「当たり前のバラ」と知ったからこそ

あのふるさとの花が
この世でたったひとつの
自分にとってかけがえのない
大切な花であることを知ることができたのですね。


  あの星に帰りたい。
  あの花のもとに帰りたい。

残してきたものがあればこそ
郷愁にかられる。

この曲を聴きながら
私は星の王子さまになったきもちで
一輪の花を恋しく思いました。

Osamu Shojiの音楽は
美しい薔薇に囲まれた
芳しい庭に立つよう。
そして風は優しく吹き
この気持ちを優しく豊かにしてくれます。

心は たったひとつの
あの薔薇のことを想い描く。

ともにすごした時間が
Osamu Shojiの音楽でよみがえるよう。

帰りたい場所に
この音楽で心を運んであげよう。

出逢って友達になったキツネの言葉が
この胸によみがえります。

「めんどうみたあいてには いつまでも責任があるんだ。
 まもらなけりゃならないんだよ、バラとの約束をね・・・」

大切なことをわすれちゃいけない。

この音楽を聴きながら
心は満たされていきます。


秋の夜長
「星の王子さま」の本と
この音楽で 満たされたい。

心が宇宙のように
広がっていくようです。

イメージできることの喜びを
感じられる音楽です。
たくさんの方に 出逢っていただきたい名盤です。
8. ランプ・ライター(Lamp Lighter)Osamu Shoji( 東海林 修 )

サン=テグジュペリ作 「星の王子さま」。
その「星の王子さま」のイメージアルバムです。

五番目の星は街燈と点燈夫しかいられないくらいの
小さな星でした。

読みながら
おもわず ぷっ、と吹き出してしまうような
ユーモアのあるお話しです。

灯を消して
「や,おはよう」
灯をつけて
「や,こんばんわ」

なにしろ1日が1分で過ぎていくものだから
忙しくてたまらない。
休むこともできないし眠ることもできない。

「なぜ?」と聴けば
「命令だよ」と言う。

笑いながら
どこかでこんな人みたことがある、って感じる。

あっ それって・・・
もしかしたら自分だ!
そう思ったら もっと笑えてしまった。

きっと命令は自分が下している。
こうでなければならない。
これをしないと気がすまない。
私はこうでありたいのだ、と
自分にたくさんのことを課す。

そして欲張りであれもこれも・・と
日々大忙し。
あー、忙しい忙しい、
だけど楽しい・・・
もうわけがわからなくなってる。

この点燈夫のよいところは
とにかく灯りをつけて消して・・・
そのことだけを懸命にがんばっていること。

だから星の王子さまは
この点燈夫が好きになったのだと
私は思います。

さてOsamu Shojiのこの「ランプライター」は
まじめに律義に
きちんと灯りをともしたり消したりしている
愛すべき点燈夫と
それを不思議に思う
星の王子さまの
楽しいやり取りが
ぴったりと頭にイメージされるような
すてきなメロディと演奏で
心にも灯りがともるよう。

クリアなサウンドで
物語もすっきりと
イメージできます。

このアルバムは本当に素敵だと思います。

この音楽を聴いて
星の王子さまをイメージしながら
ほっとひと息、休憩できたら
日常も楽しくなります。
9. ビジネスマン(Buisenessman)Osamu Shoji( 東海林 修 )


音楽で 星の王子さま世界を
豊かにイメージできるアルバムです。

星の王子さまが訪ねた四番目の星は
実業屋の星でした。

王子さまがやってきても
顔も上げず計算に忙しいその男は
何者にも邪魔されず
ひたすら計算し続けていたいのです。


この物語を読むとき
自分にとって
何がもっとも大切なことか
自分に問いかけてみなさい、と
王子さまを通して
語りかけられているように思います。

本人はもう
何かに頭の中はいっぱいで
大真面目で真剣そのものなのですが
はたから見たら
まるで意味のない
滑稽なことだということ、
あまりに夢中になりすぎていると
まるでわからなくなるのが人間なのです。

小さな世界で
生きているこの身に照らし合わせるように
この物語は おかしくも、
良くわかる気がします。

そのことを 星の王子さまという
愛すべき存在を通して
自分に問いかけてくれる、
だからこそ こんなに
可笑しくも切なすぎるように
自分は感じます。

この音楽の「ビジネスマン」は
この物語にぴったりで、
楽しさと元気が増してくるような音楽です。


「星の王子さま」を好きな方には
ぜひ聴いていただきたい珠玉のアルバムです。
10. 泉(Waterfountain)Osamu Shoji( 東海林 修 )


サン=テグジュペリ作 「星の王子さま」。
その「星の王子さま」のイメージアルバムです。

私のこのアルバム「星の王子さま」のレビューも
この「泉」が最後になりました。


"ぼく"と星の王子さまは
飲み水が一滴もない状態でしたが
とうとう砂漠に井戸を見つけます。


「砂漠が美しいのは どこかに井戸を隠しているからだよ」という
星の王子さまの言葉は
いつも私の頭の中にあって
この人生に気づきを与えてくれるものです。

見つけた井戸の水を飲みながら
二人で過ごす時間が
もうそれほどないように
ほんとうはどこかで感じていたのでしょう。

消えてしまった星の王子さま。

いつまでもこの心は
星の王子さまを探し続けるのでしょう。

けれど消えてしまっても
ともに生きた時間は
この心の中に生きている。

そのことを忘れずに
私たちも出逢いを大切に
生きていければいいなぁと思います。

そうすれば
たとえ別れが来たとしても
幸せな記憶が
自分を支えてくれるでしょう。


Osamu Shojiの「泉」は
ともに生きた幸せな時間が
この心を満たすように
優しく暖かく 穏やかに響きます。

胸に沁み渡るような
すてきな音楽です。

この物語がずっと心に残るように
この音楽も心にずっと残るでしょう。
「星の王子さまのテーマ」Osamu Shoji〈Reprise〉

「星の王子さま」 という物語は
世界中で愛され続けているのですが

きっとそれは
読む時、読む時によって
あぁ そういうことを伝えたかったのか、と
気づくことがあまりにも多い、
不思議な物語だからではないかと
私は思います。

子供には 子供が求めるものが、
大人には大人が求めるものが入っている。

そしてそれは ナゾ解きのように
大人になっていくにつれ
この物語の言葉の意味がわかるような深い物語。
だから 読む度に感動があるのだと思います。

このイメージアルバムの この「星の王子さまのテーマ」は
アルバムの最初と最後に入っているのですが
きっと 最初の時と最後の時では
また感じるものが違うのでは、と思います。

空を見て 胸が熱くなるのは
その空の彼方に自分が想い続ける人がいるから。

たとえ消えてしまったとしても
その存在は消えることはない、ということを知る時、
星の瞬きも 愛おしいような気がします。

この世の中に なにも失うことのない人 なんていない。
大切なものを失った人ほど
この物語の優しさが身にしみる。

どんなに時が流れても
消えないものがあること
この「星の王子さま」という物語は教えてくれる。

そしてこの音楽は
物語にぴったりと添う
温かくて優しい音楽です。

イメージが「星の王子さま」とピタリと重なります。

アルバムり最後に もう一度 このテーマが入っていることで
この物語を振り返り
星空を見上げるような気持ちです。

余韻が この心を 優しく満たすものとなっています。

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管理人 palette☆

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