アルバム「風と木の詩」
 
1984年発表
デジタルトリップ 1985年発表
 
Osamu Shoji ( 東海林 修 )
 
 
こちらはデジタルトリップ盤
 
1.アヴェ・マリア

2.夢からなかば醒めかけて

3.小鳥は雪でできている

4.旅へのいざない

5.いざまさに夢の波間に

6.夢(シメール)

7.恋の組紐

8.僕の天使を願わくば・・・・・

9.アヴェ・マリア
 

アルバム「風と木の詩」のCDは 東海林修先生のホームページから
購入することができます。

「風と木の詩」は2作品あります。
上の写真の分(グリーン系)の方が
かなりロマンチックな仕上がりになっているように思います。
竹宮恵子さんの気持ちに応えられてのこの作品だと感じます。
聴き比べるのも楽しいと思いますが
どちらか迷われたら まず上の写真のを購入されたらよいでしょう。
美しいこの世界「風と木の詩」のイメージアルバムに 出逢われますように。
 
***

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  「Canto De Sole太陽の詩」 Osamu Shoji(東海林 修)の世界☆

 


「アヴェ・マリア」Osamu Shoji( 東海林 修 )
(風と木の詩・ジルベールのレクイエム)
作曲・シャルル・グノー,J,S,バッハ
編曲・シンセサイザー演奏Osamu Shoji

「風と木の詩」は この作品と
デジタルトリップシリーズの 2作品あります。
聴きくらべるのも楽しいと思います。

私はこの作品が大好きなのですが
どうしても いつも聴いてしまうのは
こちらの作品です。

本当に夢の中なのです。

そしてこのアルバムの最初と最後に流れる音楽
それが バッハ作曲「アヴェ・マリア」です。

優しく清らかな世界。
すべての苦しみから解き放たれ
夢の中へと誘われます。

とても美しくて 心が洗われます。

苦しみからも
悲しみからも
解き放された世界。

現実に起こるすべての事を
この人生として受け止めようとするとき
つらいこともいっぱいあります。

せめて
ひとりの時に聴く音楽は
現実を忘れ心を解き放す 美しい音楽を選びたい。

しばし
現実から離れ
心はとても静か。

すべてが透きとおっていくような
美しい世界です。


「夢からなかば醒めかけて」Osamu Shoji
(アルバム「風と木の詩」デジタルトリップシリーズ)
作・編曲・シンセサイザー Osamu Shoji(東海林修)

 
このアルバムは この「風と木の詩・ジルベールのレクイエム」の
デジタルトリップシリーズの作品です。
ほぼ一年後のリテイク作品。

一年前と一年後の
音を聞き比べるのも楽しいことです。
タイトルは 竹宮恵子さんによるもの、ということですが
それもまた イメージが大きく膨らみ
音楽を聴いて ライナーを読んで ジャケットをながめて
あぁ なんて幻想的で美しいのだろう、と思う。

本当に 夢の中にいざなわれる
そんな すてきな世界。

どの曲から書こうかと 迷うのだけれど
今日はこの曲「夢からなかば醒めかけて」

メロディがとても美しく
そして幻想的。
どこか儚げで
本当に夢の中のよう。
すてきすぎてめまいがする感じ。

そして一曲の中で
美しく世界が広がっていく。
私は特に 1分54秒くらいからの
メロディの展開に魅了されます。

あっもしかして
この部分が
夢からなかば醒めかけた・・ところなのかなと
ふと思ったり・・・。

この部分が
この美しい音楽を
さらに美しくして
記憶に焼きつける感じがします。

とても美しいです。

人は時に
夢か現実か
わからないときがあります。

あっ たしか前に同じことがあった・・・
そう思うけれど そんなことはなかったり
ここに来たことがある、と思うのに
初めての場所だったり・・・

人の記憶も神秘に満ちているのです

こんな幸せがあっていいのだろうか
これは夢ではないだろうか、
そう思うことがあれば

できることならば
これは夢であってほしいと
祈ることも・・・

人は
夢と現実の狭間で
生きているのだなぁ。

このアルバムを聴くと
ただ 美しい夢の世界に
この身を置いて
心をきれいに出来る気がします。

人は 毎日 眠ることで
嫌なこともリセットして
また新しい気持ちで
スタートすることができるのだと思います。

そして このアルバムは
そんな風に 音楽で
心をきれいにできて
新しい自分で スタート出来そうな
そんな気持ちになる、
そういうアルバムです。

 
「小鳥は雪でできている」Osamu Shoji(東海林 修)
(風と木の詩・ジルベールのレクイエム)
作・編曲・シンセサイザー Osamu Shoji (東海林修)
 

正直に言いますと
とても好きなアルバムです。

こんな音楽を聴きながら
好きなことに一人 没頭できれば
あまりにも優雅で 幸せな気分です。

竹宮恵子さんの「風と木の詩」のイメージアルバム。
華奢で美しいジルベールに負けないくらい
繊細であり美しい音楽。

「美しさは罪だなぁ」・・と
思わず呟いてしまうほどの美しさなのです。

竹宮恵子さんは
24年組の萩尾望都さんらとともに
一世を風靡された漫画家です。
才能溢れる人のそばに才能溢れる人が集まります。

昔 友達が竹宮恵子さんの漫画が大好きだったこと
思い出します。
この作品は美しい世界を描かれたかったのだと想います。

そしてこのアルバムも
本当に繊細で美しい。

シンセサイザーの作品であることを忘れてしまうほどです。

やわらかなピアノの調べ・・
オルゴールのような温かな調べ・・

透きとおった世界を想わせる
繊細で美しい音が 聴く人を包み
うっとりとさせてしまいます。
美しいガラス細工をながめて
ため息をつくような気持ちです。

今日はこの作品。
「小鳥は雪でできている」
タイトルからしてメルヘンなのですが
音楽もまた メルヘンそのものです。

幻想的で 美しい。
ピアノの旋律がとても魅力的で
聴いている私は曲に合わせて動く
あやつり人形のようになってしまうのです。

無邪気にはしゃぐ子どものようでもあり
風に長い髪をなびかせて踊る少女のようでもあり
鍵盤 ひとつひとつの音をたたくたびに
夢のスイッチが入る感じです。


このアルバムを聴かなければ
開かれることのないドアがあるように思います。

なんだか夢をみているような気持ち。


「旅へのいざない」Osamu Shoji( 東海林 修 )
(風と木の詩・ジルベールのレクイエム)
作曲・編曲・シンセサイザー演奏Osamu Shoji

竹宮恵子さんの作品「風と木の詩」のイメージアルバム。
ライナーの竹宮恵子さんの言葉も
この作品に対する深い思いを感じ 感動しました。

物語の主人公たちは
作家の描く世界を超えて
大きな世界に羽ばたいていってしまう。

自分のものでありながら
いつしか自分だけのものでなくなってしまう。

音楽もそうですが
それが芸術というものなのかもしれません。

竹宮恵子さんが 大切にされている
そんな宝物のような世界を
Osamu Shojiは 音楽で
美しく表現されました。

幼い日の夢や
優しさを忘れそうになったときは
ぜひこのアルバムを聴いてください。

シンセの中でも
特に私のお気に入りの世界です。

本当に美しくて、
幸せな夢の中にいるような
心地良さに包まれます。

少女の頃
夢を食べてれば生きていける、と思えたような
胸いっぱいにたくさんの夢をもった時代がありました。

そんな時代の気持ちに戻れるような
優しい メルヘンを感じる音楽です。

「旅へのいざない」

優しく 穏やかで 
きらきらとした音楽。
安心感があり
なんだかほっとします。

平凡な 日常の景色が
この音楽を聴くと
なんだかとても美しく感じられます。

素敵な世界は
美しいままに
色褪せることはありません。



「いざまさに夢の波間に」Osamu Shoji( 東海林 修 )
(風と木の詩・ジルベールのレクイエム)
作曲・編曲・シンセサイザー演奏 Osamu Shoji(  東海林修  )

竹宮恵子さんの作品「風と木の詩」のイメージアルバム。

作品一枚を通して
美しい「風と木の詩」の世界をイメージできます。
美しいものを 目で見るだげでなく
音楽でも感じられる素敵な世界です。

まさにメルヘンだなぁ、この世界は。

日常を離れ しばし夢の中へ。
生きていると 強くなることを自分に求め
傷つくことをせず たくましく生きていくことを
自分に課してしまいます。
いろんなことを経験しているうちに
人は だんだんと痛みも感じなくなり
動じることなく 生きれるようになっていくような気がします。

けれどそうした経験が
昔の自分を忘れさせてしまう。

大切なことは忘れてはいけない。
幼いころの自分が
大切なものは ここにあるよ、と
心の奥深いところで
そっとささやいている。

繊細で壊れやすいガラス細工のような
あの かつての少女を
私たちは 忘れてはならないのです。

このアルバムは
心をあの頃の少女に戻してくれる。

ただ 美しいものを見て
「わぁ」と声をあげ
歓びで満たしてくれるアルバムです。

タイトルも竹宮恵子さんがつけられたそうですが
きっと アルバムの細かいところまで
竹宮恵子さんの想いが詰まっていると思います。

Osamu Shojiの 音楽は本当に繊細で美しく
その甘く優雅な世界に
聴いていると 現実を忘れます。

「いざまさに夢の波間に」は
本当に夢の中にいるよう。
ロマンチックですてきな夢の中で
うっとりとしてとしまいます。

大切にしないといけないのは
やっぱり「イメージ」かもしれない、と
このアルバムを聴くと 教えられます。

人も 自分のイメージというものを
大事にしなくては・・・と
とても思います。

Osamu Shojiの音楽は
その美しい世界を
理想通りに表現されている。

このアルバムを聴くと
心も美しくなれるような気がします。

人間 こうでなくては、と
このアルバムを聴くと はっとするのです。


「夢(シメール)」Osamu Shoji( 東海林 修 )
(風と木の詩・ジルベールのレクイエム)
作曲・編曲・シンセサイザー演奏Osamu Shoji

「風と木の詩」は 
特に私の好きな世界です。

このアルバムを聴くと
日常からしばし離れ
美しい夢の世界に誘われます。

何歳になっても
自分の中に 少女は生き続けている。

幼い日の憧れやときめき、
あの日の夢みる少女は
自分の中に今もいるのです。

このアルバムの音楽は
この心をあの日の夢見る少女に帰してくれるよう。
少女は自分だけの宝石箱をもっていると思うのですが
そんな、大切にしている宝石箱を
うきうきとして 覗きこむ気もちです。


この「夢(シメール)」は
きれいなメリーゴーランドに乗っているよう。
すてきな三拍子、
夢の中にいるみたいです。

夢は儚くて
ガラス細工のようで

でも
だからこそ美しくて
この心を満たす。

きらきらと輝く宝石のように。

「風と木の詩」の音楽は
とても繊細で
透明感のある
すてきな世界なのです。



「恋の組紐」Osamu Shoji( 東海林 修 )
(風と木の詩・ジルベールのレクイエム)
作曲・編曲・シンセサイザー演奏 Osamu Shoji(  東海林修  )

竹宮恵子さんの作品「風と木の詩」のイメージアルバムです。

一曲一曲のタイトルも
とてもすてきなのですが
竹宮恵子さんがつけられたと
ライナーに書かれています。

タイトルのイメージと曲がぴったりだということも
心が満たされる要因のひとつです。

恋の組紐・・・・
すてきですね。

恋する想いは
からませるのではなく
美しく編んでいく・・・・

うれしい恋に
心も弾む感じがします。

この心地良い音楽に
身体もリズムを取ってしまいます。

どこか神秘的で しなやかで
そして 内に秘めた情熱みたいなものを
感じます。

美しい人には
ミステリアスな部分がある。
光には影が寄り添うように
どこか儚げな陰りが
美しさに寄り添う。

だからこそ
強く惹きつけられる。

このアルバムを聴いていると
そんなことを考えました。

現実を生きることを大事にしたいのなら
理想や憧れや夢を持つことを
大事にすることで
バランスが保たれるのかもしれません。

「風と木の詩」の世界は
美しくて しばし夢の中です。

聴いていて あぁ とてもすてき、と
目を閉じてイメージできる。

少しの間 このアルバムで
現実を忘れられる。

この「風と木の詩」の世界は
たくさんの人に
紹介したい世界です。


「僕の天使を願わくば・・・・・」Osamu Shoji
(アルバム「風と木の詩」デジタルトリップシリーズ)
作・編曲 Osamu Shoji(東海林修)


このアルバムは 「風と木の詩・ジルベールのレクイエム」の
デジタルトリップシリーズの作品です。

「風と木の詩・ジルベールのレクイエム」と
「デジタルトリップ 風と木の詩」
竹宮恵子さんのジャケットも とっても素敵で
ついうっとりとながめてしまいます。

Osamu Shojiの音楽もファンタジーそのものです。
美しい世界に満たされます。

二つの作品を
聴き比べてみることも楽しいと思います。

自分の心が 無意識に惹きつけられるものを
この感覚で知ることも
生きて感じる喜びだと思います。

「僕の天使を願わくば・・・・・」

タイトルは 竹宮恵子さんがつけられたものだそうですが
この「・・・・」のところは
聴く人が感じるもので良いと思います。

いえ、自由に感じでほしいから 
はっきりと書かれずに「・・・・・」とされたのでしょう。

もしも私だったら…
そうですね
「僕の天使を願わくば とわに僕の中で抱きしめて」
なんて続けてしまうような気がします。

とてもイメージが広がる音楽。

風にやわらかく翻る 美しいカーテンの向こう側
目を凝らして見ていたい気持ちです。

優しい 明るい光の中に
抱かれるような感覚、
そして
すべての記憶を愛おしむように
自分の中で抱きしめて
また明日へと向かうことができそうな
そんな音楽だと思います。

たまらなく 聴きたい、と
思うことがあります。

「風と木の詩」の音楽で
夢の世界でしばし
まどろむことができたら

微笑んで また
いつもの日常に戻れる気がします。
 

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管理人 palette☆ 

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